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Text File  |  1997-01-20  |  7KB  |  190 lines

  1. #1
  2.  由香の調教を終え、俺はいつものように手足を伸ばして横になっ
  3. た。ラブホテルのベッドはなかなか大きくて快適だ。
  4.  調教の余韻に浸りきり、どんよりと疲れた女を床に転がしておい
  5. て、ひとりでごろごろしているのもいいのだが……
  6. #2
  7. 隆司「おい由香、背中揉め!」
  8.  俺は由香に命じた。はぁいと言う弱々しい声とともに、全裸に首
  9. 輪を付けたままの由香が、ベッドに這いあがってきた。
  10. 隆司「マッサージしろ」
  11. 由香「はい、ご主人様」
  12. #3
  13.  きゅうきゅうと、由香はかいがいしく俺の背中をマッサージする。
  14.  冬になり寒くなったからか、最近、由香はポニーテールだった髪
  15. をおろしている。その髪の先が、時折俺の背中をくすぐる。
  16. #4
  17. 隆司「おい由香、明日学校に来るときなんだけどな」
  18. 由香「はい」
  19. 隆司「バイブレーターを突っ込んでこい」
  20. 由香「え?」
  21. #5
  22.  背中を押す、由香の手が止まった。
  23. 隆司「どうした? 前にも何度かやったろう」
  24. 由香「ええ。でも……実は最近、毎朝痴漢にあうんです」
  25. 隆司「痴漢?……電車でか」
  26. #6
  27. 由香「ええ」
  28. 隆司「お前、冬服になったって言うのに、相変わらずスカート短く
  29. してるから、狙われてるんじゃないのか?」
  30. 由香「そんな」
  31. 隆司「どんな感じなんだ?」
  32. #7
  33. 由香「毎朝毎朝、私のこと待ち伏せしてるみたいなんです。電車に
  34. 乗ると、後ろにぴったりくっついて来るんです」
  35. 隆司「それで?」
  36. 由香「お尻を撫で回すんです。スカートの中に手を入れて……それ
  37. からパンティーの中にも……」
  38. #8
  39. 隆司「それで!」
  40. 由香「大事なところに指を入れてきて……ああん!」
  41.  由香は顔を真っ赤にして身悶えはじめた。
  42. 隆司「お前、なに思い出して感じてるんだよ」
  43. 由香「ヤダ、私ったら」
  44. #9
  45.  由香の奴、見ず知らずの男に痴漢されて喜んでいやがる。
  46. 隆司「それとバイブレーターとどういう関係があるんだよ」
  47. 由香「だからぁ、バイブレーターなんて入れてったら、痴漢の人、
  48. 喜こんじゃってあんなコトやこんなコトや……ああんっ、なんてイ
  49. ヤラシイのっ」
  50. #10
  51.  由香は興奮のあまり、俺に身体をすり寄せてきた。
  52. 隆司「おまえ、そんなに嬉しいか、痴漢が」
  53. 由香「そんなんじゃあ……」
  54. 隆司「じゃあ、これはなんだよ」
  55.  俺は由香の濡れた股間に手を滑らせた。
  56. #11
  57. 由香「ああん、それは……」
  58. 隆司「グチャグチャじゃないか、マゾ娘! 痴漢にバイブずこずこ
  59. されるところ想像して濡れたんだろ?」
  60. 由香「そんなぁ、ああん、あああああんんんっっ」
  61.  由香は身体をくねらせて、俺に抱きついた。
  62. #12
  63. 由香「御主人様ぁ、由香のこともう一度いじめてくださいっ」
  64. 隆司「なんだよ、さっきたっぷりイカせてやったじゃないか」
  65. 由香「もっとぉ、もっと調教して下さい」
  66. 隆司「だめだ」
  67.  俺は由香を突き放した。
  68. #13
  69. 隆司「もっと調教して欲しかったら、ちゃんと俺の言いつけを守れ」
  70. 由香「言いつけ……」
  71. 隆司「明日の朝、バイブレーターをつけて電車に乗るんだ。大丈夫、
  72. 不安がるな。俺も一緒に電車に乗ってやる」
  73. #14
  74.  朝のラッシュは最低だ。俺は高校の近くに住んでいるので滅多に
  75. こんなラッシュにあうことはない。だが、今日は特別だ。
  76.  俺の横ではミニスカートの由香が、窮屈そうに身体を縮めている。
  77. それにしても、くそ! 全く身動きがとれやしない。
  78. #15
  79. 隆司「由香、痴漢はまだか?」
  80.  俺は小声で、由香に聞いた。
  81. 由香「まだです。次の駅で、少しすくんです。そしたらその人、私
  82. の近くに来るんです。そして私のこと……ああん!」
  83. #16
  84.  由香の脚の間には、直径3センチ、長さ15センチのシリコン製バ
  85. イブレーターを入れ、バイブベルトできっちりととめてある。
  86.  バイブレーターはコードレスタイプのリモコン式だ。リモコンは、
  87. 俺のポケットの中に入っている。
  88. #17
  89.  由香は、すでに感じてしまっているようだ。頬を火照らせている
  90. のは、満員電車の人気にあてられたためだけではなかろう。
  91. #18
  92.  ガタン、プシュー。
  93.  乗り入れ路線の多いその駅で、乗客の大半が降りていき、すぐに大
  94. 勢が乗り込んできた。それでも、身動きひとつとれなかったさっき
  95. までよりは幾分ましだ。縦に新聞を四つ折りにして、読み始めた奴
  96. もいる。
  97. #19
  98. 由香「あんっ!」
  99.  俺の横にぴったりと寄り添った由香が小さな叫び声を上げ、俺の
  100. 手をぎゅっと握りしめた。
  101.  痴漢だ。
  102.  由香の手のひらが汗ばんでいる。
  103. #20
  104.  俺は辺りを見回した。
  105.  痴漢は、大学生くらいの男だ。中肉中背、これと言って特徴のな
  106. い男で、片手で文庫本を広げている。ただ、その文庫本を読んでい
  107. ないのは明らかだ。ページをめくる気配もない。
  108.  あいた片手で男は、由香の尻をスカートの上からまさぐっている。
  109. #21 
  110. 由香「ん、むうふうぅぅ」
  111.  由香は低くうめき、必死に耐えているようだ。
  112. #22
  113.  不意に、男の手が止まった。男の顔を盗み見たところ、なにやら
  114. 驚いたような表情をしている。スカートの上からでも、由香の異変
  115. に気付いたのだろう。
  116.  男はおもむろに、スカートの中に手を突っ込んだ。
  117. #23
  118. 由香「ううっ!」
  119.  男ははじめ、由香の股間に挟まったものがなんであるか理解でき
  120. ず、戸惑っていたようだ。しかし、次第にだらしなく目を細め、大
  121. 胆に由香の尻を撫で回していった。
  122. #24
  123. 由香「くうぅ……ぅ!」
  124.  俺の手を握る由香の力が、いっそう強さを増した。
  125.  痴漢は由香の尻を鷲掴みにし、時折バイブベルトの上からバイブ
  126. を股間に押し込むようにしてみせた。
  127.   由香の愛液の匂いが、今にも溢れてきそうだ。
  128. #25
  129. 男「ふううぅぅ、はあはあ」
  130.  大胆になった男は、由香にぴったりと密着し、由香の耳にいやら
  131. しく息を吹きかけたりしている。なんて図々しい奴だ。
  132. 由香「うう」
  133.  由香が、濡れた瞳を俺に向けた。
  134. #26
  135. 隆司「ゴホン!」
  136.  俺はわざと大きめに咳払いをして、おもむろにポケットに手を突
  137. っ込むと、バイブレーターのリモコンを持ち、スイッチを入れた。
  138. #27
  139.  ヴウウウウウウウゥゥゥゥ……
  140.  由香の膣内から、くぐもった振動音が車内に漏れた。満員電車の
  141. 人いきれの中で、こんなかすかな音を気にする乗客なんていない。
  142. ただ一人を除いては。
  143. #28
  144.  由香のスカートの中に手を突っ込んだ男は、夢中になって由香の
  145. 尻をまさぐり続けていた。
  146. 由香「あ、あ、アアアア」
  147. 隆司「由香、具合でも悪いのか?」
  148. #29
  149.  男に聞こえる程度の声で、俺は由香に話しかけた。
  150.  男はぎょっとして俺を見た。俺は、その男の目を見据えながら、
  151. リモコンを操作し、バイブレーターの振動の強さを最大にまで持っ
  152. ていった。
  153. #30
  154. 由香「ヒィ! くうぅぅ、ああっ」
  155.  狭い車内で身体をふたつに曲げ、由香はアクメを迎えた。
  156.  次の停車駅で俺は、由香と、由香に痴漢していた男の手を掴み、
  157. 電車を降りた。
  158. #31
  159. 由香「んんん、うんんん! ああぁぁっ」
  160.  全裸に上半身拘束具を付けた由香は、ベッドの上で最新式のバイ
  161. ブレーターをヴァギナに差し込み、俺のペニスをしゃぶりながらよ
  162. がり狂っている。
  163. 由香「ああ、御主人様ぁ、由香、イク……」
  164. #32
  165. 隆司「よし、たっぷりイクんだな」    
  166. 由香「ああっ! アハン、アアアアァァッ!」
  167.  身体をふるわせながらアクメを迎えた由香の顔面に、俺はたっぷ
  168. りとザーメンをかけてやった。
  169. #33
  170.   そうそう、由香に痴漢していたふてぶてしい男からは、たっぷり
  171. 謝礼を頂いた。最初はうすらとぼけていやがったが、超小型デジタ
  172. ルカメラで撮影した証拠画像を突きつけたら、とたんにぺこぺこと
  173. 頭を下げだした。全く、ろくな奴じゃない。
  174. #34
  175.  撮影した画像は、その場で消去して見せたが、実はすでにバック
  176. アップ済みだ。さらにその画像はもう、インターネットで流れてい
  177. る。
  178.  もちろん、男の顔に消しなど入れていない。
  179. #35
  180. 隆司「お前も嬉しいだろう、由香。全世界のみなさんに、由香は痴
  181. 漢で感じちゃうヘンタイ女だって、バレちゃったな。明日からもっ
  182. とたくさんの痴漢さんがお前を狙ってくるかもしれないぞ?」
  183. 由香「ああん、そんなぁ」
  184.  由香は身をくねらせた。
  185. #36
  186. 由香「由香、身体持たなかったら、どうしよぉ!」
  187.  明日もバイブを入れて電車に乗ってこいと俺が命令すると、由香
  188. はザーメンまみれの顔で、嬉しそうにうなずいた。  
  189.                               END
  190.